委員長挨拶

 2024年2月20日の定期大会で、執行委員長を仰せつかりました後藤 究(ごとうきわむ)です。
 まず初めに、本年1月1日の能登半島沖地震で被災され、大変困難な状況にある皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

 執行委員長として、到達点として何を目指すべきか考えました。
 当社で働く仲間が、皆、「この会社で働くことができて本当に良かった」と言えることです。非常に難しい目標なので、すぐ簡単に実現できるとは言えません。目標達成に向け当組合を、一歩一歩前進していける集団にしていきたいと願っています。2015年に組合が結成されたのも、この目標からは遠い状況であったためでした。なぜ多くの社員が「この会社で働けて良かった」と言い切れないのか? その理由は「三つの『不釣り合い』が存在しているから」と考えます。

一つ目は、「仕事の負荷・難易度」と「報酬」の不釣り合いです。
二つ目は、「仕事の重要度」と「処遇・扱われ方」の不釣り合いです。
三つめは、「努力・成果」と「評価」の不釣り合いです。

 当社は株式会社ではありますが、多くの意思決定はネクスコ東日本グループとしてなされている場合が多いと思います。グループの規模はとても大きく、我が国の重要な社会基盤である高速道路の料金所運営の細かな実情は、意思決定部門からは見えにくいことも多くあるはずです。この実情を、当社経営陣および親会社グループに理解してもらうため、最前線にいる我々は声を上げる必要があります。

 この三つの不釣り合いが解消され、多くの当社社員が誇りをもって働けるようになれば、当社および親会社、そして日本社会も発展するものと信じ、精進していきたいと決意しております。組合員のみならず社内外の多くの方々のご理解、ご協力、ご指導を賜りたく、宜しくお願い申し上げます。

2024年3月
ネクスコ・トールユニオン
執行委員長 後藤 究

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